※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

1歳6カ月~2歳:子どもの様子・育児ポイント:上手なほめ方

家族でお出かけをする機会も多くなる時期です。車では、チャイルドシートを使って安全を確保していても、いざ車から降りるときが肝心です。子どもは小さくて見えにくいため、注意が必要です。大人が先に下り、安全を確保してから、車の外に出るようにしましょう。お店に入るまでは、抱くか手をつなぐ習慣をつくりましょう。

子どもの様子(個人差があります)

足取りがしっかりしてくる

歩くことがしっかりできるようになると、走る・跳ぶなどの動作ができるようになります。興味を引くものが遠くにあって、それを見つけて近づくときのスピードは、びっくりするくらいの速さです。

言葉の数が増える

赤ちゃんの話す言葉が増えてきて、「パパ」「ママ」「ワンワン」「ブーブー」など、よく聞く言葉を覚えていきます。個人差もあります。 言葉の数が増えて上手に話せるようになると、まわりの人とのコミニュケーションがとれるようになり、知識も増えてきます。そして、それが記憶力の発達につながり、赤ちゃんの能力は驚くほど、のびていくことになります。

お母さんの発音をまねて話すようになるので、子どもが興味をものに気が付いたら、物の名前を繰り返して発音してあげましょう。物に名前があることも理解していきます。

何かを伝えたいという気持ちと、伝えたい人の存在が言葉を育てます。伝えたいと思うような好きなことや楽しいことをたくさん体験させてあげましょう。

育児ポイント

トイレトレーニングを始めていきましょう

最初は、おしっこが出たらママに教えるということから始め、だんだんと出る前に言えるように声をかけていきます。「オシッコをためる力」を育てていきます。

貯まった感覚を覚えても、トイレまで間に合わず、失敗してしまうことも当たり前です。失敗をしたときは叱らずに着替えさせ、トイレまで我慢できた時は褒めてあげましょう。

膀胱も尿道も筋肉で出来ていますので、筋トレする必要があります。失敗しないために頻繁にトイレに連れていくと「ためる力」は育ちません。自分の意思でオシッコを貯める(我慢する)力を育てましょう。

夜のおっぱいがいらなくなります

食事は大人と同じように朝食・昼食・夕食の3回になります。胃の大きさは250mlから300ml程度で大人の約4分の1です。ですので、まだまだ、一度にたくさん食べることは出来ません。成長に必要な栄養素は3回では補えないので、食事と食事の間に食べる「間食」が必要となります。身長が伸びる時期、つまり、骨が伸びる時期です。この成長に必要なたんぱく質やカルシウム、ビタミンを多く含み、小さな胃に入れるのに適している食品が牛乳です。(参考資料:子どもノート)

上手なほめ方

はじめの一歩からほめる

小さなステップごとに褒めることは、子どもの「やる気」「頑張る力」を維持させ、「チャレンジする意欲」につながります。

  1. やろうとする気持ちをほめる
  2. ひとつできたらほめる
  3. ちょっと気が散ってしまったら、声掛けする
  4. 完了したら、抱きしめてほめる
  • 褒められて自信がつくこと
  • ”うれしい”や”できた”という気持ちを共有してもらうこと

が次へのやる気に繋がります。ご機嫌取りや大人都合で褒めるのではなく、のぞましい行動をしている時に注目して声をかけましょう。

上手なほめ方

頑張ったことを認める

  • えらかったね
  • 頑張ったね

スキンシップをとる

  • ハグする
  • よしよし
  • ハイタッチ

成長を認める

  • お兄ちゃんになったね
  • 上手だね

目を合わせてほほ笑む

  • うれしいや達成感などの気持ちを共有する
  • ちゃんと見ていたことを伝える

感情を伝える

  • ありがとう
  • お母さんうれしい!

親の気持ちの伝え方

無理してほめようとすると、出来たこと、やれたことが中心になってしまいます。「すごいね」「いいこね」ばかりだと、失敗してはいけない,言う通りにしなければ愛してもらえないという間違ったメッセージになってしまいかねません。

出来た、出来ないの結果に関わらず、存在そのものを認めてあげる。いい子だから、よくできるからといった条件付きではなく、子どものありのままを認めてあげる。

子どもの話や行動に”心を込めて”、”興味を持って”向き合ってあげあれる余裕を持てるといいですね。

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