※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

1~1歳6カ月ごろ:子どもの様子・育児ポイント・「いただきます!」の意味

会話の中で、ゆっくりと話すことを心がけましょう。話しても分からないこともありますが、目を見て話すことで、子どもも受け入れていきます。いけないことをしたら、なぜいけないのかを話し、目線を合わせて、「‥してはだめ」と叱ります。そして何よりも、叱った後は、やさしく抱きしめることも忘れないようにしましょう。

子どもの様子(個人差があります)

ひとり歩きができる

個人差がありますが、1歳を過ぎる頃になると、伝い歩きからひとり歩きを始めます。最初はフラフラしていますが、少しずつしっかりしてきて、だんだんと上手になってきます。また、歩きながら両手を使えるようにもなります。

自我が強くなる

自分のやりたいことが、思うようにいかないと怒ったり、かんしゃくを起こしたりします。また、今までママやパパの言うことをちゃんと聞いていた赤ちゃんが、急に「イヤー」「だめー」と言うようになります。ママやパパにとって、たいへんな時期ですが、それだけ赤ちゃんも成長して、自分なりの意思がついてきたということです。イライラすることもありますが、上手に発散し、やさしい気持ちで赤ちゃんに接するようにしたいですね。

『自分でやりたい』という意思が出てきます

快、不快や好き嫌いの感情を表現することができるようになり、泣く、笑う、怒るといった表現がはっきりしてきます。また、自分でやりたいという意思も出てきて、感情で伝えるようになるため、ママは対処に困ってしまうことも増えていくことでしょう。一方で、褒められると得意になって喜んだり、愛情を感じてうれしさを表現します。

まだ、会話は出来ませんが、欲しいものや動物などを指さしで伝えることも出来るので、コミニュケーションが出来るようになります。(参考資料:子どもノート)

育児ポイント

ほめると叱るの区別を

赤ちゃんが立派に成長するためには、いけないことをした時はちゃんと叱り、また、初めてのことができた時や、お話ができた時などはたくさんほめてあげることが大切です。この時期になると、赤ちゃんは、ある程度ママやパパ・周りの大人の言うことが理解できるので、「だめ」を連発しないで、その理由を短い言葉で、ゆっくりと説明してあげましょう。

かむことの大切さ

やわらかいものばかり食べさせず、多少歯ごたえのあるものも、ゆっくりかんで食べさせましょう。かむことで、あごの骨の発育を促し、これから生えてくる永久歯にもよい影響を与えます。大人が率先して、かんで食べているところを見せると、かむことの意識付けになります。

熱が出た時は・・

解熱剤そのものには、熱の原因を治す効果はありません。解熱剤で一時的に熱が下がったとしても、熱の原因が治らなければ本当に熱が下がったとは言えません。体をゆっくりと休めて、かかりつけ医の指示通りに治療を継続していくことが大切です。

「いただきます!」の意味

「いただきます!」のあいさつには

・料理を作ってくださった方への感謝の気持ち
・食べ物の流通に関わってくださった方への感謝の気持ち
・食べ物を育てたり、収穫や製造してくださった方への感謝の気持ち

などの気持ちがこめられています。そして、もうひとつ忘れてはならない大切な意味として

・動物や植物のいのちをいただくことへの感謝の気持ち

があります。数多くの食べ物が身の回りにあふれています。わたしたちは、自然の恵みを受け、それを食べて生きているという実感が、きわめて希薄になっているような気がしませんか。

幼児期には、食べものの話をしたり、感謝の気持ちをこめて、楽しく食べる環境づくりも大事です。しっかり食べて元気なからだを作りましょう。(保育士 松下 みゆき)

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