※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

妊婦ブログ part 1:つわりがひどくて食べられない

管理栄養士のつぶやき

生まれてくる赤ちゃんの”脳と体を育む”ためには妊娠初期から母と子の絆をつくることが大切だということが分かっています。妊娠したことで様々なホルモンが母親や胎児の脳に作用します。とはいっても初期は悪阻(つわり)がひどくて、食べられない日々も続くと思います。先輩ママがどのように過ごしてきたかをご紹介します。最後に管理栄養士のコメントを入れておきました。辛いつわりを乗り越えて、妊婦生活を楽しんでいただける参考になればうれしいです。(管理栄養士 こざわさなえ)

妊婦の食事日記

前回の妊娠

1人目の時はつわりがひどく、水も飲めずで、1週間で4キロ減り、ウィダーインゼリーとOS1で生きていました。もちろんお料理もできず、2か月も作れずにいました。

妊娠5週目

今回は息子もいるし、お料理をしないその時を教訓に今回は、妊娠したかな?と思ってからはいつからつわりが始まるかわからなかったため、それまでの1週間で、メインから副菜まで1か月分の下味冷凍を作りました!

しかし、悪阻が始まったら冷凍庫を開けた時の匂いだけで吐き気がひどく、結局作れず、この食材はサヨナラになってしまいました。冷蔵庫を開けるだけで気持ち悪くなるのは予想外でした、、、

妊娠6週目

この日は長距離移動をしたからか、この日をキッカケにつわりがひどくなりました。友達とランチの約束をしていたのですが、妊婦なのでエッグベネディクトの卵は固焼きにしてもらいました。6週目から悪阻がひどく、結局、桃のゼリーとミルクプリンしか食べられない日が続きました。寝ている間と朝起きた瞬間だけ楽で、もう10時ごろからは吐き気で気持ち悪く、19時過ぎにはもうベッドに入る生活でした。

息子にはずっとベッドの上や動画を見せるしかなく、申し訳ない日々😥

ご飯作りもできず、マスク+鼻を洗濯バサミでつまみながら作ったりしましたが、気持ちわるくてソファで休み休みで、結局母に10日間ほど来てもらいました。

息子のご飯はチャーハンなどを冷凍ストックしていたのですが、結局気持ち悪く、あまり作ってあげらずでした。

1人目妊娠中も今回もなんとなくピザは食べる気分の日もあったので、ピザの宅配にはお世話になりました。自分で作った物は全く無理でも、外食だったら食べられたりするので不思議です。

妊娠11週目

主人の誕生日だったので、なんとか鰻だけ作り、ケーキを用意しました。このケーキは私も食べられました!普段、甘い物が大好きな私ですが、今回は甘い物よりしょっぱい物の方が食べたくなります。私は一日中、ウップとなり吐き気のする吐き悪阻なので、つわり中は食べられる物をという事で体重は気にせずにいます。今回は3キロ減りました。

つわり中は突然これなら食べらそう!と思うものがあり、この時は静岡土産のコッコが食べたい!と思い、義理父に頼み、沢山持ってきてきてもらいました。そしてフルーツのピクルスも。酸っぱいものはやはり食べやすいです。

1人目妊娠中は大好きなパンの匂いがダメになったのですが、今回はパンが食べられるので、つわり中は塩パンをよく食べていました。あとはサンドイッチ(マヨネーズの酸味が食べやすくて)を買って息子とお昼ご飯にしたりしていました。

つわり中はフライドポテトが食べたくなる話をよく聞きますが、私は揚げ物の匂いで吐きそうになり、食べた後も胃がもたれて気持ち悪くなるのであまり食べられないです。でも、1人目妊娠中よりは揚げ物が食べたくなる日がありました。
悪阻のピークは食事のことを考えるのも嫌だったので、全く食べ物の写真がないのですが、、、

今回の悪阻中は卵料理が結構食べたくなり、急にキッシュが食べたくなり、冷凍パイシートで作りました。ペロリと食べてしまいました。それから、悪阻中はうどんなら食べらそう!という日があり、うどん(家のうどんは食べる気にならないので外食で)を食べる機会がよくありました。ワカメが食べたい気分だったで、ワカメを乗せて。食べ過ぎなければ大丈夫かな?とワカメも食べていました。うどんは炭水化物なので体重が増えるのが気になりますが、悪阻中は気にせず食べていました。

悪阻中、急にマカダミアナッツのパンケーキが食べたい!と思い食べに行ってきました。この頃、悪阻のピークを超えました。

妊娠中はレアなお肉と生ハム類、スモークサーモン、輸入チーズなどは控えています。レアなお肉や大好きなブルーチーズが食べたくてたまらないですが、産まれるまで我慢です!

カフェインは一日1、2杯は気にしないですが、今回は少しでもコーヒーやココアを飲むだけで夕方から悪阻がひどくなるので、コーヒーとココアは控えています。

妊娠12週目

悪阻であまり食べらない日々でしたが、この日は出産前日!というお友達とランチの予定があり行ってきました。

気分転換になったのか、久しぶりにしっかり食べられました!

つわり中だけれど、朝ごはんだけ食べられるようになった頃は主人の提案でホテルに美味しい朝食を食べに行きました。
外食+気分転換なのもあり、その時も久しぶりに食べられて、1週間分の栄養をとった気分でした。

妊娠13週目

この日はなんとなくマフィンを作りたい気分で朝から焼きました。自分が食べたいものなら作れる不思議。妊娠12週目になったら落ちつくと言われていた悪阻ですが、やはり毎日気持ち悪いままでした。今回は桃ゼリーとミルクプリンで生きていましたが、突然、火鍋が食べたい!と思い、ランチに食べに行ったら夜中に戻してしまいました。急に刺激物が胃に入ったからか、薬膳が沢山入っているからか?どちらにしろ今後は気をつけようと違いました。

妊娠14週目

旅行へ。まだ悪阻で気持ち悪くて夜はあまり食べられないですが、美味しくて、すき焼きは食べられました。食べた瞬間は大丈夫なのですが、少なめにしないとその後、気持ち悪くなるので、ほどほどにしました。

お昼は少し食べられるようになり、お素麺なども完食!やはりピザは食べやすいのでピザも食べました。ピザだと大好きなブルーチーズも食べられるので嬉しいです。

この日は酵素玄米とケールのお弁当を食べました。

つわりで気持ち悪い日が3ヶ月続きました。1人目を妊娠中もそうでしたが、普段食べるのが大好きな私もつわりが終わっても、妊娠中は胃が圧迫されるのか、産まれるまではずっと食欲はないのです。食べるのが大好きなのに、お腹すいた〜と思えないのが悲しいです。1人目は妊娠中つわりで4キロ減り、最終的に妊娠前より8キロ増えました。

妊娠中食欲が湧かない反動で産まれてからはすごく食べてしまい、見事に産後太り。みんな母乳だと一日5食食べても痩せる!なんて言いますが、私には全く当てはまらず。母乳もかなり出る方でしたが、食べ過ぎたら太ります。

お宮参りの時の自分の顔のパンパンさに悲しくなりました。

2人目妊娠前は1人目を妊娠前+2キロでスタートなので、今回はあまり太らないように妊娠中も産後も気をつけます!

妊娠15週目

来週から5ヶ月で安定期に入ります。

この日はバターを使わないスコーンを作りました。スコーンが食べたい気分だったんです。焼きたてだとあまり食欲がなくても食べられてしまいます。まだ気持ち悪い日が続くので、食べ物はあまり気にせず、葉酸サプリだけは必ず飲んでいます。つわりがひどい時はよく酸っぱいグミを食べていました。

妊娠5〜6ヶ月

だいぶ、つわりも落ちついてきましたが、まだ暑い日に外を歩いていると急に吐き気がしたり、少し疲れると吐き気や耳が飛行機に乗った時のように閉じてしまい、まだ本調子ではありません。でもやはりピークの比べるとかなり楽で!
お腹は空きませんが、色々食べられるようになりました。食べ過ぎていないつもりですが、食事の後は少し気持ち悪くなります。なので、量はほどほどにしています。

お鮨も新鮮なものならと食べましたが、やはり、炭水化物が多いので700gも一日で体重が増えてびっくり!独身時代からお鮨を食べるとかならず体重が増えたので、気をつけたいと思います。

妊娠21週目〜一気に体重が増え始めました。食べすぎには気をつけないと!

甘いスイーツは週に2回のご褒美と決めて、毎日は食べないようにしたら、増え過ぎは落ちつきました。後々苦労しないように、色々と気をつけながら過ごそうと思います。(このブログを書いてくれた人: めぐみさん)

管理栄養士のコメント

妊婦ママの食事日記はいかがでしたか?参考になりましたか?食べたいものは人それぞれ違うかもしれませんが、つわりの時は基本的には食べれるもの、食べたいものを食べてください。落ち着いてきても、好きなものも食べすぎないように加減することでつわりが軽くなるようです。

OS-1と同じような効能のある手作り経口補水液の作り方をお伝えします。どうしても食べれないときはこの補水液を少しづつ飲んで、脱水を防いでください。

経口補水液の作り方

①水    1リットル

②砂糖   20~40g(ブドウ糖 10~20g)

③塩    3g(小さじ1/2)

④レモン汁 50cc

出典:脱水症と経口補水液のすべてが分かる本 谷口英喜医学博士

妊産婦のための食生活指針の改定

厚生労働省が令和3年3月31日に改定を発表しました。若い女性のやせ傾向で、早産や低体重児などのリスクが高まっているためです。

自分の妊娠前のBMIはご存じでしょうか?18.5未満だった場合の体重増加は12~15kgでよいということになりました。

妊娠前の体格 体重増加指導量の目安
低体重 18.5未i満 12~15㎏
普通体重 18.5以上25未満 10~13㎏
肥満(1度) 25以上30未満 7~10㎏
肥満(2度) 30以上 個別対応(上限5㎏までが目安)

朝食を食べない割合が高く、エネルギー摂取量が少なく、野菜摂取量も少ないと妊娠前から妊娠に必要となる栄養素が不足していて胎児の発育に与える影響が危惧されています。胎児期の発育が不十分だった場合、成人後に肥満や循環器疾患等の生活習慣病の発症リスクが高まる可能性があることが研究で報告されています。満2歳の誕生日までの適切な栄養が将来の健康維持に重要であるとの考え方も広まっています。

つわりの間は食べれるときに食べられるものを・・でよいと思いますが、食欲が回復したら、栄養バランスも念頭に入れながら、食事を楽しんでいただければと思います。

また、妊婦さんに取って頂きたい栄養素は葉酸・鉄・カルシウムです。サプリメントのビタミンA摂取過剰に胎児の奇形があります。妊娠中は自然な食品から栄養素を摂るかサプリメントの栄養素摂取量をしっかり把握するようにしましょう。

妊婦の食事日記 Part 2をアップしました。ご興味ある方は続けてご覧ください。楽しい妊婦ライフの参考になれば幸いです。

妊婦ブログ part 2:やっと、つわりが治まりました

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