※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

中期(モグモグ期)スプーンの進め方(7~8か月/管理栄養士):喉に詰まらせるので、ひとくち量を少なめにしてしまう

ゴックンができるようになったら次はモグモグの練習

飲み込むだけのゴックンが出来てきたら、次はモグモグへステップアップしていきましょう。まだ、こんなスプーンを使っていませんか?このスプーンではモグモグは出来ません。表示があるように5~6か月のゴックン期に使用してください。ピンクのスプーンは7か月になって、2回食にし、モグモグの練習をしたいと思ったら、卒業してください。グリーンのスプーンは大きめの食材をつぶすのに使えます。ただし、このグリーンのスプーンを赤ちゃんへのフーディングスプーンとしては使わないでください。幅が広く、深みがあるため、赤ちゃんは上手に食べ物を上あごと舌で挟むことが出来ません。

時期

7~8か月の頃。離乳食を始めて1か月半から2か月経った頃です。

時間

1日2回、午前中と午後の2回になります。1回目と2回目の間は3~4時間空けてください。

食材

午後の離乳食は新しい食材は使用せず、ゴックン期の午前に食べたことのある食材を使います。バランスを考えて、主食(炭水化物)・主菜(たんぱく質)・副菜(ビタミン類)を毎食そろえましょう。

食材の形態

すりつぶすことはせず、つぶつぶの食感を少しづつ取り入れていきます。水溶き片栗粉で少しとろみをつけると赤ちゃんの舌にとどまりやすく,舌と上あご使って、モグモグしやすくなります。

味付け

だしの味、素材の味生かしていきましょう。

栄養

まだまだ中心は母乳やミルクです。離乳食の後は母乳やミルクを好きなだけ飲ませてあげます。

生活リズムの例

 6:00 母乳またはミルク

10:00 離乳食+母乳またはミルク

14:00 母乳またはミルク

18:00 離乳食+母乳またはミルク

21:00 母乳またはミルク

24:00 母乳またはミルク

14:00に離乳食+母乳またはミルクでもOKです。その場合、18:00に離乳食を用意する必要ありません。母乳やミルクのみで大丈夫です。ただし、午後の離乳食時間が14時なったり18時になったりしないようにおおよその時間は決めておきましょう。お昼寝やお出かけの時間もあり、毎日まったく同じ時間に離乳食の時間は難しいと思いますが、規則正しい生活リズムが脳や身体に与える影響は時計遺伝子と関係していることが解明されつつあります。

ゴックン期からモグモグ期へ スプーンの進め方

赤ちゃんの成長に合わせてスプーンを変えていきましょう。スプーンの先に食材をのせますが量が少なくてもお子さんはモグモグ出来ません。少し粒を残し、スプーンの半分位まで食材がのっている位の量をお口に入れてあげてください。お子さんがお口を閉じて自分ですくい取れるようにスプーンはまっすぐ入れて、そのまま引きましょう。

モグモグ期の終わりには、ひとくち量を増やす

一口でこのくらいが食べれるようになり、9か月頃になったら、次はカミカミの練習です。しっかり、モグモグが出来ていないとカミカミ期の形態は食べる事が出来ません。モグモグ期ではママもゆっくり待ってあげてください。早食いではなく、しっかり、お口が動かして、咀嚼筋を鍛えていきましょう。(管理栄養士 こざわさなえ)

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