米粉(こめこ)を初めてのおかゆとして使うメリット
米粉とはお米を細かく砕いて粉状にしたものです。離乳食に使う米粉はうるち米のものを使用します。表示を確認して購入しましょう。離乳食を始める際は小さじ1杯のおかゆを食べさせるために、10倍がゆをすり鉢で擦ったり、バーミックスなどで粒を残さないように作らなければなりませんが、米粉を使うと簡単に作れてしまいます。スプーンに慣れる、母乳・ミルク以外の味に慣れることを考えれば、米粉でも何ら問題はありません。赤ちゃんが食べたそうにしたり、よだれがたくさん出てきたら、米粉のおかゆから始めてみましょう。
初めての米粉10倍がゆ
対象:5~6か月 ゴックン期
<材料> 米粉 小さじ1/2 水 25ml
<作り方>
1、器に米粉と水を入れて、粉がなくなるまで、よく混ぜる。
2、500wの電子レンジで40秒加熱し、ダマが出来ないようによく混ぜる。
3,スプーンですくったときにポタポタと垂れる程度に水分を調整する。
4,粗熱が取れてから、赤ちゃんにあたえる。
作り方の動画ありましたので、共有させていただきます。☟
※米粉に熱湯をかけるとダマになりやすいので、水でよく混ぜてから加熱する方法をお勧めします。初めておかゆは粒のないポタージュ状が赤ちゃんにとって食べやすくなります。
おこめとやさいが入った米粉
上記の米粉おかゆを1週間続けて、おかゆの味に慣れてきたら、2週目からは野菜を始めてみましょう。先日行った赤ちゃん会(ママと赤ちゃんの集まり)で聞いたら、初めての野菜は全員『にんじん』でした。
熊本の友人が地元の製粉工場の米粉の新商品を送ってくれたので、紹介したいと思います。
1袋に3種類の米粉『にんじん』『かぼちゃ』『ほうれん草』が入っていました。
表示に従って、5g(小さじ約2杯)に大さじ3杯のお湯を入れて混ぜてみました。
やはり、熱湯を入れるほど、ダマになってしまいます。お湯を入れると書いてありますが、お水で混ぜてから電子レンジで加熱するか、ぬるま湯を使うとダマにはなりにくいです。ただ、ぬるま湯だと粉っぽさが残ってしまうことがあるので、水からのレンジ加熱をお勧めします。
この商品を作っている中村製粉さんでは以下のような商品も扱っています。種類はかぼちゃの他ににんじん、ほうれん草、ビーツ、紫いも、赤かぶもあるようです。野菜パウダーも入っているので、1回食の際は便利です。おかゆを初めて3週目からは湯通しした豆腐などを加えましょう。☟
他にも離乳食向けに無添加の米粉&野菜パウダーありましたので、ご紹介します。☟
こちらの商品は白身魚や鶏ささみのたんぱく質パウダーも入っているようです。☟
米粉や野菜パウダーの使い方:離乳食中期(モグモグ期)以降
モグモグ期では上あごと舌で粒を自分ですりつぶす必要があるので、米粉を使ったおかゆは卒業となります。ただし、米粉はとろみの代わりに使うことが出来ます。水溶き片栗粉の代わりに使ってみましょう。粒があると食べない赤ちゃんもいるのですが、食べ慣れた味だと、スムーズに移行できるかもしれません。
モグモグ期になると、「野菜がマンネリ化してしまって」と悩んでいるママも多くみられます。そんな時は野菜パウダーを使うとのもいいでしょう。
離乳食後期ではパンケーキやおやきなどに米粉や野菜パウダーを使うことが出来ます。(管理栄養士 こざわさなえ)
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