※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

離乳食をはじめる前にスプーンを選ぼう!

4カ月を過ぎて、よだれがたくさん出てくるようになりましたか?授乳間隔も3~4時間空くようになってきましたか?また、膝に座らせたときに少しの時間、赤ちゃんが自分の体を支えることが出来るようになってきましたか?そんな様子が見えたら、初期の離乳食用スプーンを用意します。

色々な大きさがありますが、初期は写真のピンクか緑位の大きさのスプーンを用意しましょう。中期までこのスプーンが使えます。

スプーンで白湯(さゆ)、麦茶をあげてみる

そろそろ、離乳食を始めようかなと思ったら、まずはスプーンに慣れるところから始めてみましょう。特に母乳のみで育った赤ちゃんはスプーンを嫌がるかもしれません。お風呂上りやお散歩から帰って来た時に1~2さじあげてみます。お腹いっぱいの時は美味しいとませんよね。喉が渇いてそうな時を見計らって与えてください。最初はほとんど口から出てきてしまい、嫌がっていると思いがちですが、うまく飲めないだけかもしれません。教えないのに本能で飲むことのできる母乳、ミルクとは違って、学習することでスプーン飲みができるようになります。少し、根気のいることかもしれませんが離乳食をスムーズに進めるためにも、白湯や麦茶をスプーンで飲ませることをお勧めします。ママやパパもスプーンを使って食べているところを見せてあげてください。赤ちゃんはきっとママやパパのようにスプーンで食べたい!と思うはずです。

生活リズムが整って、スプーンにも慣れてきたら、おかゆ1さじからはじめていきます。5カ月過ぎたら、いつのタイミングでも大丈夫。6か月から始めてもいいんですよ。赤ちゃんが食べたそうにしていたら、5か月から始めても大丈夫。これからは赤ちゃん自身に個人差が出てきますので、ママやパパがいいと思ったタイミングで始めてください。

おかゆは米粉を使うと簡単に電子レンジで10倍がゆが作れます。

また、赤ちゃんの脳の発達を知っておくことで子育てがしやすくなると思うので、脳の発達について少しお伝えします。

寝てばかりいた赤ちゃんが月齢が進むにつれて昼間、起きている時間が長くなっていくのはなぜ?

生まれたばかりの赤ちゃんは昼も夜も関係なく、眠っています。でも、月齢が進んでいくとだんだん、日中に起きている時間が増え、夜は長く寝てくれるようになります。個人差はありますが、赤ちゃんは皆この傾向に当てはまります。ではなぜ、夜になると眠くなるのでしょうか?人の体は太陽のリズムに合わせていろんなホルモンを出します。昼間は活動し、暗くなったら体を休めるようにするためです。夜ぐっすり、眠ってくれない赤ちゃんを昼間はちょっとお散歩などに連れ出すと、よく眠れるホルモンをたくさん出してくれるかもしれません。

生活リズムってどこで作っているの?

脳の視床下部というところで生活リズムを作っています。視床下部は眼の裏にある脳の部分なので、眼からの刺激を受けます。太陽の朝日を浴びることで脳は一日が始まったことを認識します。そして、眠りを誘い、情緒を安定させるホルモンが覚醒から15~16時間後にピークになることで安眠に向かいます。また、視床下部は食欲、覚醒、睡眠の調節、体温や血圧の調整も行っている部分でもあります。生後3か月頃から働き始め、4歳にはほぼ完成するとのこと。4歳までに早寝、早起きという生活リズムしっかり、作っていくことが将来の学力や健康につながっていくなんて思いもよらないですよね。

次回は10倍がゆから始める離乳食の進め方についてお伝えします。

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