※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

離乳食 ゴックン期 食べさせ方(前期6か月/あおいママさん):お口の動きを観察して2回食へ

ママのつぶやき

畑に行ってスイカをいただいてきました。せっかく新鮮なスイカが手に入ったので、息子にあげてみたら、、、
びっくりしたみたいです。これから、色々な物を食べさせてあげたいです。

管理栄養士のコメント

ママの声かけがとても上手ですね。「甘いよ~」と言ったのに嫌そうな顔をしているのはなぜかしら?
母乳やミルクしか知らなかった赤ちゃんがこれからどんどん初めての味に挑戦することで味覚が発達してしていきます。嫌な顔をされたからと言って次にあげるのをやめないでくださいね。

嫌な顔をしている理由は「なんだこれは⁈」って感じかしら。今まで食べたことのない味、脳にインプットされていない味だから、赤ちゃんにとっては異物でしかありません。これから、色んな味を脳にインプットしていくために、ひとくち、ふたくち、スプーンであげてみましょう。スプーンを使うのはお腹がすいている時、のどが渇いているときが最適です。空腹すぎると「こんな少しは嫌~」といった感じで母乳やミルクを欲しがります。お風呂上りやお散歩帰りの水分補給をスプーンを使って、白湯(さゆ)、薄めた麦茶をあげてみましょう。この時、嫌な顔をされて「美味しくないね~」なんて言わないでくださいね。赤ちゃんはママの言葉と顔の表情を見て、味を区別して脳にインプットしていきます。白湯やお茶は人が生きていくうえで大切な水分です。甘いジュースやスポーツドリンクしか飲まなくなってしまったら、虫歯や肥満の原因にもなってしまいます。4~5か月から、スプーンで数さじ、白湯や麦茶が飲めるようにしておきましょう。スプーンに慣れておくことで離乳食がスムーズに進んでいくことでしょう。

この頃にわざわざ果汁を与える必要はありませんが、何かいただき物があったり、新鮮な果物が手に入ったときは少し薄めて与えても大丈夫です。旬の果物はその時期が一番おいしく、いろんな味体験も必要です。どんな顔をするかもちょっと楽しみだったりして。顔の表情に合わせて、声掛けしてあげてください。6か月頃の赤ちゃんは細かい表情を識別できるほどの能力を持っていますが、何もしなければ9か月にはその能力は失われるそうです。この頃、ママが無表情だと人のわずかな表情の変化を識別する能力が低下してしまいます。

お口の動きを観察して2回食へ

上記の動画をじっくり見ていただけましたか?ママがスイカ果汁をあげた後に目が行ってしまいがちですが、大事なのはあげる前です。果汁の前にきっとおかゆなどの離乳食を食べさせていたのだと思います。スイカ果汁をあげる前の赤ちゃんのお口の動きをよく見てください。お口を閉じて「4~5回ほどモグモグしていませんか?」この赤ちゃんは離乳食を始めてすでに1ヶ月は経っているのではないでしょうか? もうすでにモグモグが出来るようになっています。ママに「いつから2回食にしたらよいですか?」と質問されます。離乳食を始めてからの日数も必要ですが、お口の動きが一番大切ですのでお子さんのお口の動きをよく観察してください。この赤ちゃんのような口の動きが出来てきたら、そろそろ2回食の準備を始めましょう。7ヶ月になったら、2回食にします。スプーンも変えていきます。食材の形態も変えていきます。おかゆは10倍がゆから徐々に7倍がゆに変えていきます。

中期(モグモグ期)に大切なことはこちらをご覧ください。赤ちゃんがモグモグすることの大切さや進め方、食べる量について解説しています。

中期(モグモグ期)

スプーンでの食べさせ方も見ていただけましたか? スイカ果汁を入れた時のスプーンの入れ方を見てください。まっすぐに入れてに、赤ちゃんが吸ったところで引き抜いています。長く入れっぱなしにすると赤ちゃんは哺乳瓶のように舌を出して、吸ってしまいます。横から、汁が出てしまっても構いません。汚れても大丈夫なように子供用エプロンを工夫したり、お口ふきを用意しておきましょう。(管理栄養士 こざわさなえ)

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