※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

スプーンに慣れたら、10倍がゆから始めましょう!

初期(ゴックン期)に大切なこと

食べやすい姿勢

もう、すでにスプーンで白湯(さゆ)や麦茶を与えている方もいらっしゃるかと思います。大人の膝の上にのせて、あげていると思いますが、どんな体制になっているでしょうか?大人もそうですが、横になっている体制だと飲み込みにくいですよね。まだ、背が丸くなってしまうかもしれませんが、腕で支えながら、体は90度より少し後ろに傾くように起こして、離乳食をあげてください。赤ちゃんの舌が床と平行になっていると、離乳食が口からこぼれにくく、喉まで達し、赤ちゃんがゴックンしやすくなります。

ただし、いつまでも膝の上にのせて食べさせていると、片手が取られてしまいますしまいますし、赤ちゃんの食べている様子が見えにくいことがあります。しっかりしてきたら、そろそろ、食卓イスの準備を始めましょう。

食べさせ方

膝の上にのせた時、赤ちゃんの顔は見えますか?そして、スプーンをどのように口に入れているか?どんな様子で食べているかを確かめてください。最初はスプーンを口元にもっていっただけで口を開けてくれないかもしれません。そんな時はスプーンで下唇を軽く刺激してみてください。自然にお口が少し開くと思います。その間にスプーンをまっすぐに入れて、2秒ほどしたら、まっすぐにスプーンを抜いてください。おかゆがスプーンに少し残っていても構いません。残ってしまうからと言って、上あごに擦りつける引き抜かないでください。また、長い時間スプーンをお口に入れていると母乳やミルクを飲むように舌が動いてしまいます。私たち大人もそうですが、お口が閉じなければ、ゴックンと飲み込めないですよね。初期はお口を閉じて、飲み込む練習をする時期です。

小諸市の栄養士さんがとてもいい動画を作っていらっしゃるのでご紹介をいたします。

初期(5~6ヶ月頃)の料理のポイント

初期と言っても5か月で離乳食を始めたばかりと6か月ですでに離乳食を始めて2ヶ月経っている形態とは同じではありません。練習していくうちに赤ちゃんはどんどん食べる事が上手になっていきます。ただし、その進み方にはかなりの個人差があります。赤ちゃんのそれぞれの進み方に合わせて、形態を変えていってください。7か月になって、急に中期(モグモグ期)になるわけではありません。

だしを使う

おかゆをポタージュ状にしたり、ペースト状にするときは白湯(さゆ)でのばしてください。野菜やたんぱく質についてはだしや野菜スープを使うとおいしくなります。お味噌汁や野菜スープを作るとき、鍋に数種類の野菜を入れてコトコト茹でませんか?その時に作られたスープを野菜スープと言い、製氷皿などでキューブに冷凍することもできます。コンソメを入れなくてもそれぞれの野菜のエキスが出ていてとても美味しいスープです。

米粉(こめこ)を初めてのおかゆとして使うメリット

米粉とはお米を細かく砕いて粉状にしたものです。離乳食に使う米粉はうるち米のものを使用します。表示を確認して購入しましょう。離乳食を始める際は小さじ1杯のおかゆを食べさせるために、10倍がゆをすり鉢で擦ったり、バーミックスなどで粒を残さないように作らなければなりませんが、米粉を使うと簡単に作れてしまいます。スプーンに慣れる、母乳・ミルク以外の味に慣れることを考えれば、米粉でも何ら問題はありません。赤ちゃんが食べたそうにしたり、よだれがたくさん出てきたら、米粉のおかゆから始めてみましょう。

初めての米粉10倍がゆ

対象:5~6か月 ゴックン期

<材料> 米粉 小さじ1/2 水 25ml

<作り方>

1、器に米粉と水を入れて、粉がなくなるまで、よく混ぜる。

2、500wの電子レンジで40秒加熱し、ダマが出来ないようによく混ぜる。

3,スプーンですくったときにポタポタと垂れる程度に水分を調整する。

4,粗熱が取れてから、赤ちゃんにあたえる。

作り方の動画ありましたので、共有させていただきます。☟

※米粉に熱湯をかけるとダマになりやすいので、水でよく混ぜてから加熱する方法をお勧めします。初めておかゆは粒のないポタージュ状が赤ちゃんにとって食べやすくなります。

簡単なおかゆの作り方

おかゆの作り方にはいろいろあります。鍋、炊飯器のおかゆモード、電子レンジ、大人用ご飯からのおかゆ等、色々ありますが、炊飯器を使う方法をお伝えします。

 

1、炊飯器おかゆモードで5倍がゆを作ります。

2、0.5合(約70g)のお米を洗います。

3、炊飯器にお米と350㏄の水を入れ、おかゆモードで炊きます。

4、炊き上がったら、小さじ1をとり、すり鉢とすりこぎでお米をすりつぶします。(バーミックスを使用すると簡単にすりつぶせます)

5、米粒が無くなったら、白湯(さゆ)を入れながら、ポタージュ状(10倍がゆ)にします。

6、余ったおかゆは小さじ1ずつ、製氷皿等で冷凍し、キューブになったら、ジッパー等で1週間分、冷凍保存します。

7、冷凍保存したものは、解凍したら、少し温めてかき混ぜ、白湯(さゆ)を入れて再度ポタージュ状(10倍がゆ)に整えてから、赤ちゃんに与えます。

出来たてのおかゆは大人が食べても美味しいものです。ママやパパも是非食べてみてください。

1週間から10日経ったら、野菜に挑戦!

大人のご飯を炊いたり、おかゆを作るときに一緒に野菜を入れて炊くと簡単にゆで野菜が出来ます☟(じゃがいも、人参、かぶ、玉ねぎが入っています)

野菜を取り出して、すりつぶします☟

ポタージュ状になるまですりつぶします(バーミックスがあると便利です)☟

10倍がゆとセットにしてあげましょう!

1週間から10日経ったら、次は豆腐に挑戦!

初めて豆腐をの調理法については次の記事を参考にしてください。

離乳食 はじめての豆腐(ゴックン期/管理栄養士)

おかゆは10倍から水分を減らして8倍にしていきます。まだ、すりつぶしてくださいね。7ヶ月になったら、2回食になります。2ヶ月程は午前中1回食が続きます。

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