※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

離乳食 完了期(1歳/あおいママさん)手づかみ食べから道具を使った食事へ

ママのつぶやき

夏の暑い日で顔が火照っています。もっと水分をとらせてあげようと思います。右利きなのですが、左でもフォークを持ったりするので、両方使って頭が良くなれ〜と思って楽しんで見ています。

管理栄養士のコメント

上手にフォークを使っています。もしかしたら、右手で手づかみしているかもしれません。両刀使いですね。食欲旺盛なお子さんにみられる光景ですが自分で食べたいという気持ちを大切にしてください。右手は左脳と左手は右脳とつながっているので、脳トレには両刀使いは最適かもしれません。ですので、この頃は「お行儀悪いわよ」なんて叱らないでくださいね。危ない行動以外は「ダメよ」という言葉は控えたほうが良い時期です。ママが食べさせるほうが楽かもしれませんが、自発的に食べる事の出来る食材を用意しましょう。

食事中の水分について

離乳食教室に来ているママの話を聞いていると、「のどに詰まらせてしまいそうで、食べるたびにストローでお茶をあげています」という答えが返ってきます。お子さんが自分の力で唾液を出して、カミカミして、どのくらいずつ飲み込んでいこうかを学習しているところにお茶を飲んでしまったら、噛まずに流し込む込むことになり、嚥下筋が鍛えられないことになります。そうなると、いつまでたっても自分で飲み込むことができません。お味噌汁やスープについても流し込むような食べ方は避けましょう。具をしっかり咀嚼(そしゃく)してから、汁を飲むようにしましょう。

日常の水分補給について

まとめてゴクゴク飲むのではなく、1時間おきに少しづつ、こまめにとることをお勧めします。特に暑い夏の熱中症対策ではこまめに飲むことが大切です。水分補給は甘い飲み物、ジュース、スポーツドリンクではなく、お茶、お水が基本です。熱中症対策としてスポーツドリンクを与えなければと思うかもしれませんが予防であれば、こまめにお茶、白湯で問題ありません。熱を出したり、暑さの中で少し元気がないときは必要に応じて与えます。その際は部屋の室温等にも気を付けてあげましょう。日常的に与えた甘い飲み物は味覚だけではなく、虫歯にも関係していきます。(管理栄養士 こざわさなえ)

離乳食から幼児食へ

きちんと座っていられるようであればフォークも用意していきましょう。

今まではママが使う柄の長いスプーンでしたが、お子さん用に食べやすい形のスプーンを用意してはいかがでしょうか? 最初はフォークやスプーンを支える力がないので、上から握ることしかできません。その時はこのような先端が曲がったものがお子さんにとっては口に入りやすく、出来た!感が得られると思います。(ただし、これは右利き用です)

スプーンですくうよりフォークで刺したもののほうが簡単にお口に入りやすいです。最初はママがフォークで刺したものをあげます。上手にお口に入るようになったら、刺し方を教えてあげましょう。上手く刺せないときは、少し手を添えてあげるといいですね。もちろん、フォークを使う際は座って食べる事が前提です。スプーンやフォークを使って口まで運ぶ練習をすることで徐々に使いこなせるようになってきます。最初はうまくいきませんが「自分で食べたい」という意欲を大切にしてください。飲み物はストローだけでなくコップも練習していきましょう。

お勧めは後ろの部分がまっすぐになったコップです。また、

浅い両手コップもおすすめです。両手で持たせ、傾き方さえ覚えれば、自分で飲んでくれます。最初は、ほんの少しだけお茶を入れます。最初は振り回してしまうこともありますが、これはコップでお茶を飲むものだと教えて、振り回し始めたら、「もういらないね。ごちそうさま」をさせましょう。8か月を過ぎたころから、赤ちゃんはママの言うことを理解できるようになります。

コップの練習はこちらをご覧ください。

離乳食 カミカミ期 食べさせ方(後期/9か月/あんころもちさん)

人らしく生きる脳

「自分でやりたい!」という気持ちを感情で表現したり、欲しいものや動物など気になったものを言葉で表現できないものの指をさすなどして意思を大人に伝えることができるようになります。これは大脳の「人らしく生きる脳」が働き始めた証拠です。自分が実物を見て、触れて、聞いたものとそばにいる大人が言葉にして教えることで大脳の中で両者を一致させていきます。天気の良い日はお腹をすかせるためにも公園や動物園など外に出かけてみましょう。砂や花に触れたり、動物を見て指さしして喜ぶことでしょう。刺激を受けることでどんどん大脳が育っていきます。ママ、パパのような簡単な単語が話せるようになっていたら、どんどん話かけて実物と言葉を一致させて話せる単語の量を増やしていきましょう。

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