※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

Q&A :外国産の肉の安全性について

Q&A:家族が多いので、購入する肉類も大量になると食費もかかります。最近スーパーに出回っているブラジル産の鶏肉など、外国産の肉の安全性についてはいかかでしょうか?

最近では、スーパーで「アメリカ産」「オーストラリア産」の牛肉、豚肉以外に、鶏肉では「ブラジル産」を見かけるようになりました。過去に、狂牛病の発見もあり、その発症対策を含め、日本は、検疫等の検査と品質管理・品質基準が厳しい国の一つです。安全性を認められたものしか日本には入らない仕組みがしっかり整っていますから、安心して料理に使え、食べることができる状況です。

しかしながら、あまりの安さにちょっと躊躇してしまいますね。わたし自身も、身近な友人達も、現在のところは外国産肉を購入することは若干少ない状況です。

そして、材料を国産にこだわって選ぶことは、料理を手作りする際の最良の配慮だと思います。食べ物が国産か?外国産か?を考え、選ぶ行為が家族への配慮と思いやりです。とても大切な「食育」の始まりであり、健康を考える一歩だと思います。

現在、スーパーで購入するお惣菜をはじめとする中食や、お店で食べる料理等の外食や、テイクアウトの料理に外国産肉が多く使われている状況は否めません。もはや、どこでどう食べているか?が疑問ある現代社会でもあります。こちらもお財布と相談し、家計とやりくりの中で、我が家でできる分の配慮と、日々の工夫をしていくことが大切ですね。

せっかくの機会ですので、家族で、話題にすることも「食育」の一つです。国産肉を選んで食べている配慮や工夫について、お子さんにも話をしてみませんか?食べものへ関心を持つ、ひとつのきっかけになると思います。

そして、一番大切なのは、調理をするときの注意点を守り、「安全に」食べること。実は、食中毒の6割は、家庭で起こっていると言われています。スーパーで買った肉が、「国産」・「外国産」に関わらず、持ち帰るときの衛生管理と、生の状態で食べないことにはぜひ気をつけて、毎日のお食事をしてくださいね。(管理栄養士 松下みゆき)

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