※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

完了期(パクパク期)

1歳ごろになると離乳食後の母乳やミルクは必要なくなります。1回の食事量でお腹は満たされていきます。ただし、まだ、胃袋は小さく、200mlしか入りません。3回の食事だけでは必要な栄養素が取り切れないので、朝食と昼食の間、そして、昼食から夕食の間に2回補食を取り入れていきます。あくまでも、補食という考え方ですので間食=お菓子ではありません。栄養素を補う補食です。

牛乳は骨や歯を作るために必要なカルシウムを多く含んでいます。牛乳アレルギーのお子さんは医師と相談しながら進めていきます。冷たい牛乳から始めるのではなく、最初は少し温めたり、常温に戻してから、少しづつ増やしていきます。1日300ml程度が必要量です。ただし、牛乳が大好きで、ご飯やおかずが進まないというお子さんもいますので食事に影響がない程度の量にしたり、補食のメニューとして活用するなど工夫をして下さい。果物も補食として活用していきましょう。

人間らしく生きる脳(大脳)が育ち始めます

1歳になると”ひとり歩き”できるお子さんも増えてくると思います。”はいはい”→”つかまり立ち”→”つたい歩き”→”ひとり歩き”と徐々にできるようになっていくのは、体の動かし方や使い方を体験しながら、脳で学習していくからです。歩きはじめたらどんどん歩かせてあげましょう。歩く体験を増やすことでさらに動かし方やバランス感覚を身につけていきます。たくさん歩くことで脚の筋肉もついていきます。お腹がすいて、たくさん食べてくれるようになったり、疲れて、ぐっすり眠ってくれるようにもなります。日中、脳が活発に働いていますので、夜は夜更かしをさせず、8時頃にはお布団に入り、脳をゆっくり休ませてあげる生活リズもを整えてあげてください。

完了期(パクパク期)に大切なこと

食べやすい姿勢

今までテーブルがついた椅子を使っていた方は、思い切ってテーブルを外しましょう。大人と一緒に同じテーブルで食べることで子供は自立していきます。テーブルと椅子の位置が適正かどうか? 足がブラブラしていないか? など食べやすい姿勢になっているかを確認してください。また、食器が取りやすいでしょうか? 滑ってしまったり、持ちにくかったり、していないでしょうか? デザインも含めてお子さんが食器たちと仲良く食べれる環境を作ってあげてください。お子さんの食べたい!をどんどん進めてください。

フォーク・スプーンの持ち方を教える

お子さんにフォークやスプーンを持たせるとどのように持ちますか? 最初は上から握ってしまうと思います。まずは好きなように握らせて、大人が手を添えてスプーンで食べ物をすくって、ゆっくりお口まで持っていってあげます。ただし、自分でやりたい!と手をどけてしまうお子さんもいらっしゃると思います。その時はお母さんが同じようにスプーンですくって食べているところを見せてあげてください。

時々はスプーンを下から持たせることも教えます。すぐに上から握ってしまいますが、支える筋肉がつけることで下からスプーンを持つことができるようになります。

まずはフォークを下から持つ練習をさせてみてください。

栄養バランスを意識する

主食  炭水化物       軟飯 90g か 食パン(8枚切り)1枚

主菜  たんぱく質      豆腐 50g か 魚・肉 15~20g か

卵 全卵1/2 か 2/3個

副菜  ビタミン・ミネラル  野菜  40~50g

完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)の料理のポイント

3倍がゆ→大人用ごはんに移行していく

大人と同じご飯で90g程度、お子さんのお茶碗で軽く1杯程度です。そんなにたくさん食べていいの? 私とあまり変わらないわ!とちょっと驚いてしまうかもしれませんが、動くためのエネルギーと成長するためのエネルギーと両方が必要になるからです。大人は成長のためのエネルギーは必要ないですからね。小麦粉アレルギーの心配がない、ご飯があまり好きではないお子さんはパンや麺でも構いません。また、いも類を増やしていただいてもエネルギー源でもある炭水化物は取れていきます。脳を活発に動かすためにもエネルギー源である炭水化物は必須です。

使える野菜

たけのこ、貝割れ大根、なめこ

野菜は5mm角から2cm角へ

まずはフォークで刺しやすい柔らかさ大きさがいいですね。食べさせてあげることよりも自分で食べる楽しさを教えてあげてください。2cmくらいのものなら、スプーンにも乗せやすいですね。大きめの野菜や果物を用意して、スプーンですくってみましょう。好きなデザートから始めると一生懸命頑張るかもしれません。

使える調味料

ウースターソース、トマトケチャップ、カレー粉を少々(耳かき1杯程度)使えます。これだけでも、お子さんの食欲は増すと思いますので、同じ味に飽きたかな?と思ったら、一度試してみてください。好き嫌いもあると思いますし、これから2歳までは、お子さんの気分で振り回されてしまうことが多々あります。意思を持てるくらい成長したと考えて、色んな調味料を使いこなして、乗り切ってください。

これで離乳食は終わりです。約1年お疲れさまでした。これからは同じテーブルで同じものを食べる(味付けは少し薄め)ことでお子さんはとても喜び、食欲を増していきます。一緒に食卓を囲み、食事を楽しんでください!(管理栄養士 こざわさなえ)

さあ、これから幼児食です!