※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

幼児食 アレルギー反応:熱が引いた後の突然のむくみ

ママからの相談

一昨日の夜に、イクラのお鮨を2貫を食べたからか、次の日10:30になっても起きず、出かけるので起こしたら顔がパンパン&顔の下半分が赤くなっていました😣

顔パンパンです😱 ☟

ちょっと分かりにくいのですが、ほっぺから下が赤く、、、。午後には浮腫はなくなりました💦 ☟

午後は少しひいたのですが、夜にお祭りで初めてりんご飴を食べたら、お腹あたりが蕁麻疹になり…😰

今朝は治っていましたが、食べ物があたると口周りが赤く痒そうになってます😣

まだ、イクラは早かったでしょうか😭💦

半月前ぐらい前にイクラを少しあげましたが、その時は大丈夫だったので、気を抜いてしまいました😣 生のお魚はまだ控えているので、魚卵も控えた方が良いでしょうか💦 

 

別人みたいにパンパンになり😰 寝すぎにしては、ひどい浮腫なのでアレルギー反応でパンパン&赤くなってしまったのかなぁ😭 

まだ病院には行っていないのですが、今はすっかり腫れもひきました!✨ ☟

お腹の蕁麻疹を掻き毟りすぎて、傷が沢山できてしまいました😣

1週間近く38〜40度の夏風邪をひいた後だったので、尚更だったのかもしれません😢 これからは気をつけたいと思います🥺🍀

抱っこちゃんになってしまったのと保育園を嫌がって泣いてしまったのは、夏風邪の少し前頃からひどかったのですが、たしかにこの3日ぐらいあまり言わなくなりました😳✨ 体調が悪かったのかもしれません💦

この3日ぐらい、別人のようにご飯の量も食べて(今までの倍ぐらい)、驚いています😳

管理栄養士のコメント

朝起こして、顔がパンパンにむくんでいたら、本当にびっくりしますよね。今回はいろんなことが重なって、一時的にアレルギー反応が出てしまったのだと思います。以前、イクラを食べて大丈夫だったのに何故?と思われるかもしれません。ママの報告の中から、今回のアレルギー反応について原因を探ってみましょう。

1、1週間近く38~40度の熱が続いた夏風邪の後だった?

2、イクラの量が多かった?

3、イクラの新鮮度に問題があった?

4、りんご飴でアレルギー症状?

この4点が症状に関係していると思われます。アレルギーの原因食物にはいろんな種類がありますが、体調が悪いときのみに症状が現れる場合もあります。血液検査をして原因物質と特定されなくても体調の悪そうなとき、熱がでた後などは避けた方がよいでしょう。

アレルギーを起こす原因物質

1歳未満   鶏卵・牛乳・小麦

1歳以降   魚卵(特にイクラ)・ピーナッツ・甲殻類・果物・蕎麦・魚類

アレルギーを起こす原因物質は年齢とともに変化していきます。1歳以降では第3位の小麦についで第4位に魚卵が入ります。

食物アレルギーの原因は、食物に含まれる特定のたんぱく質です。加熱をすることでアレルギーが起こりにくくなる食品と加熱しても変わらない食品があります。加熱により、たんぱく質の形が変わる場合はアレルゲン性は低下します。また、年齢とともに消化器系が発達してくるとたんぱく質をしっかり分解する(たんぱく質の形が変わる)ことができるようになることでアレルギー症状は現われなくなります。

鶏卵、果物、野菜はしっかり加熱することで、アレルギー症状が顕著に低下することがわかっています。また、小麦、ピーナッツ、甲殻類、魚類は加熱によるアレルゲン性の低下はありません。

アレルギー症状

皮膚    かゆみ、赤み、むくみ、蕁麻疹

眼     充血、瞼のはれ、かゆみ

鼻     鼻水、くしゃみ、鼻づまり

口・のど  口びるの腫れ、喉のつまり、かすれ声

消化器   吐き気、嘔吐、腹痛、下痢

呼吸器   ゼーゼーする、呼吸困難

神経    元気がない、ぐったり

即時型食物アレルギーの症状は食後2時間以内に起こることが多いです。軽ければ、じんましんなどの皮膚症状や鼻水程度ですが、重いと血圧の急降下、呼吸困難、意識障害を伴う命に係わる重篤なアナフィラキシーショックもありますので、様子を見ながら対処していきましょう。

ヒスタミン食中毒

ヒスチジンというアミノ酸を多く含む魚にマグロ、ブリ、サンマ、サバ、イワシなどやその加工品で食中毒が起こります。鮮度の落ちた魚ではヒスタミン産生菌が増殖し、ヒスタミンが作られまれ、じんましんなどの症状が出ることがありますが、これはヒスタミン中毒症状で、アレルギー症状ではありません。医師の話では、刺身については5歳までは食べさせない方がよいそうです。

ヒスタミン食中毒の症状は、食べた後1時間以内に口の周りや耳たぶが赤くなったり、じんましん、発熱などが起こりますが、重症になることは少ないようです。

一度増えたヒスタミンは加熱しても減りません。

食品添加物

食品添加物や食品中の化学物質(セロトニン、カプサイシンなど)によってじんましんなどアレルギーと思われる症状が出ることがありますが、これは発症に免疫系が関係していないので、食物アレルギーではありません。今回のりんご飴はアレルギーではなく、添加物によるものだと思われます。

アレルギーに関して気を付けたいこと

●子供の体調の良いときに

●新鮮な材料を使う

●十分に加熱をする

●少量ずつ

●初めての食材は平日の午前中に

いろんな食べ物に出会っていく時期です。あまり怖がらず、体調を見て、少量から挑戦していきましょう!(管理栄養士 こざわ さなえ)

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