管理栄養士からのアドバイス
忙しいママにとって、赤ちゃんが寝ている間や時間のあるときに食材や作った離乳食を冷凍しておくことはとても便利で時短になりますね。冷凍庫はこれだけでいっぱいになってしまいますけど。だし汁・野菜スープも冷凍しておくととても便利です。使うときは小鍋や電子レンジを使ってもう一度加熱してから使用してください。すりつぶした野菜や豆腐を滑らかにするときはだし汁・野菜スープを使うと素材の味が引き立ちます。だしは昆布、かつおぶしの単品でも混合だしでもOKです。逆におかゆは甘みがあるので、だし汁・野菜スープは使わず、白湯(お湯)でのばしてください。
だし汁、野菜スープは製氷皿を利用して1回ずつ小分けにしておくことでとても簡単、便利に使うことが出来ます。
おいしい混合「だし」の取り方
1、昆布3gは乾い布巾で表面を軽くふき、鍋に水2カップを入れ、弱火にかける。ふたはしない。
2、気泡が出たら、昆布を取り出し、削り節6gを加え、沸騰したら火を止める。
3、削り節がなべ底に沈むまで、そのまま置く。
4、ざるにキッチンペーパーを敷き、静かにこす。
※こさずに置いておくと生臭くなるので注意しましょう。
かんたん「だし」の作り方
時間がないときは急須や茶こしでだしを作ることが出来ます。
1、急須や茶こしの網にカツオパック3~4gを1袋入れ、150ccの熱湯を注ぎ、ふたをせずに約10分ほど置いてこす。
こんな急須が1つあると便利です。
基本スープの作り方
1、にんじん、玉ねぎ、キャベツ、じゃがいもなどの野菜を大きめに切り、小鍋に入れ、野菜がかぶるぐらいの水を注ぐ。
2、野菜が柔らかくなるまで煮る。
3、その野菜スープを製氷皿で冷凍する。
大人の食事から赤ちゃん用にアレンジ!
2回食になったら、そろそろ大人からの取り分けを考えていきます。例えば
大人の夕食
1、野菜入り味噌汁
2、刺身
から赤ちゃん用の離乳食を作ります。
1、みそ汁から大さじ1の野菜を取り出し、2~3mmに細かく切る。だし汁または野菜スープとともに火にかけ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
2、刺身をレンジで10秒加熱し、フォークでほぐす。だし汁または野菜スープとともに火にかけ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
※1と2の材料を混ぜ、だし汁または野菜スープとともに火にかけ、水溶き片栗粉でとろみをつけてもよい。
2回食の間に大人からの取り分けに慣れていきましょう。3回食になると赤ちゃんは大人と同じ食材を食べる事で食事が大好きになっていきます。(管理栄養士 こざわさなえ)