※通院中、治療中の方は主治医にご相談の上、参考にしてください

はじめての離乳食 簡単調理法(前期/5.6か月/管理栄養士)

離乳食の役割

1、母乳ミルクだけでは栄養不足になってしまいます

2、消化機能を発達させていきます

3、基本的な味覚を形成します

4、咀嚼、嚥下機能の働きを促します

5、食習慣の基礎を作ります

6、共食することで精神的な発達を促します

これから、離乳食を始めようと思っている方には調理セットは便利かもしれません。もちろん、揃えなければならないものではありません。お友達に出産祝いとして差し上げるのも悪くないかもしれません。
抵抗力の弱いお子さんの離乳食づくりには衛生面的にも気を付けなければなりません。幼児食まで長く使うこともできます。調理セットの使い方について少し、お伝えしたいと思います。

すりおろす

果物をすりおろす時が一番簡単で使いやすいのですが果物は甘いので初期にはあまり多用しない方がよいです。甘い味に慣れてしまうと中期モグモグ期になって食べなくなってしまう場合があります。特にバナナの多用は避けましょう。

根菜などの硬い野菜はすりおろしてからゆでると火が早く通って時短になります。初期ではスプーン1さじから始めますので、生野菜をすりおろしてから火を通した方が廃棄量が減るかもしれません。初期ではすりおろすだけでなく、すり鉢ですりつぶして、白湯や野菜スープ、だしなどでポタージュ状にしてください。とろみをつける場合は水溶き片栗粉を使いましょう。

パンや鶏ささみなどの柔らかい食材は一度冷凍すると簡単に好きなだけすりおろせます。あとは野菜と同じようにゆでて白湯等でポタージュ状に伸ばしてとろみをつけましょう

すりつぶす

食材は温かいうちにすりつぶしましょう。もし冷めてしまったら、レンジで温めます。温めることですりつぶしやすくなり、なめらかな仕上がりになり、赤ちゃんが食べやすくなります。繊維の多い野菜やいも類はゆでた後に細かく刻んですりつぶします。さらに裏ごしすると舌触りがとてもなめらかになります。

裏ごしする

繊維の多い野菜は裏ごしすると舌触りがよくなります。また、トマトやブドウなどの柔らかい食材はそのまま裏ごしすると種や皮も取り除くこともで出来、とても便利です。裏ごししたものを冷凍しておくこともできますが、4~5日で使い切ってしまいましょう。

離乳食冷凍キューブを作ったら、ジッパーなどに入れて保存することも可能です。まずは、だしキューブ、野菜スープキューブを作ってみましょう。(管理栄養士 こざわさなえ)

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