ママのつぶやき
「カミカミしようねー」「おいしいね」「今日のご飯は○○だよ」など話しかけながら食べさせています。食べてくれるのか心配で真顔になりやすいので笑顔であげるように心がけています。
管理栄養士のコメント
このころになると食材を擦ったり、細かく切りすぎないように気を付けましょう。カミカミを練習するためには指でつぶせる柔らかさは必要ですが、量が少なく、粒が残っていないようであれば、練習にはなりません。赤ちゃんがむせると心配になって、細かくしてしまいがちですが、そばにいて”大きいよ、カミカミしようね”と声をかけてあげてください。いつもと違うのかな?と慎重にお口を動かすはずです。ママの声掛けはとても大切です。
コップの練習をしましょう!
ストローはすでに上手に使えるようになっていますよね。そろそろ卒乳をと考えているママもいるかと思います。卒乳をすると水分が足りなくて便秘になるお子さんもいらっしゃいます。コップを使う練習をしてみませんか?まだ無理?と思うかもしれませんが、少し練習するとごくごく飲めるようになります。最初は手を添えてあげなければいけませんがそのうちに自分で上手にコップを傾けて飲めるようになります。
最初に使うコップは
〇両手で持つことができる
〇高さの低いもの(浅いもの)
をお勧めします。もちろん、軽くて割れないものです。お子さんはまだまだ腕の力が弱いので両手で持てた方が安定します。また、深さのあるコップだと力を入れて傾けないと飲むことが出来なくなってしまいます。最初はお茶を少しだけ入れます。ジュースは避けてくださいね。
また、最近ではこのようなコップも販売されているようです。
手前が斜めになっていて、力のない赤ちゃんが少し傾けただけで、飲み物がお口にないってくる仕組みになっています。
赤ちゃんに両手でコップを持たせ、舌の上にコップの端をのせてあげてお子さんが吸う瞬間に少しだけ流し込みます。一旦、コップを戻し、また、傾けて流し込む を交互に繰り返します。ゴックン、ゴックンときちんと飲み込めているかを確認してください。
お子さんが自分でやりたがったら、手を添える程度にして、見守りましょう。上手に飲めたら、ほめてあげてください。コップで遊んでしまう場合は「コップさんが痛いっていってるよ」と言ってさげてしまいましょう。
この頃は食べ物や食器を擬人化すると「思いやりの心」が芽生えると言われています。「ブロッコリーさんが食べてくれてうれしいって言ってるよ」「机さんがたたかないでって言ってるよ」「ごめんねって言ったら、机さんがいいよって」ママには聞こえたよ などなど。ちょっとイライラして叱ってしまいそうなときに擬人化してみてください。そこから、きっとお子さんの優しい気持ちが育まれて、周りのお友達にも優しくできるようになります。(管理栄養士 こざわさなえ)