食事時間がかかります。始めの10分間くらいは集中して食べていますが、その後はだらだらと食べたり、食べなかったりします
もしかすると、始めの10分間くらいの食事時間で、食べる量は足りているのかもしれません。食事時間の目安は約30~40分です。30分経ったら「おかたづけ」と必ず声をかけて、片付けましょう。大切なのは生活のリズムです。うまくいったり、いかなかったりといろいろありますが、大体同じ時間配分になるように、少しずつ始めてみましょう。食べ物が、長時間こどもの周りにあると、「いつでも食べることができる」という感覚を持つようになってしまいます。「いただきます」「ごちそうさま」の区切りをつけることが大切です。食べものの、長時間の出しっぱなしはやめましょう。
そしてもうひとつ大切なのは、おなかを「ぺこぺこにさせる」こと。空腹感を知ることは、成長の中での大切な学びです。食べ物を与える時間や量を見直してみましょう。大人も子どもも空腹感をもつことで、食事がよりいっそうおいしく思えるでしょう。(管理栄養士 松下みゆき)