ママのつぶやき
シンプルな朝ごはん。しらすご飯に卵焼きとほうれん草のごま和え、フルーツ。最近、大人と同じ汁椀にするとお味噌汁を飲んでくれます。簡単すぎる気もしますが、こんな感じの朝食も良いのでしょうか?
管理栄養士のコメント
シンプルに見えますがちゃんと主食、主菜、副菜がそろっています。朝はママも忙しいので、お子さんが自分である程度食べれるように盛り付けしてあげれるといいですね。野菜が少ないように見えますが、お味噌汁の中に野菜が入ってなら問題はありません。玉ねぎを入れると甘くなって、たくさん飲んでくれるかもしれません。また、味噌を少し増やしても食欲がわくかもしれません。人間は生きるために糖分と塩分が必要なことを本能で知っていていますので、ほって置いたらどんどん甘く、濃い味が好きになってしまいます。食欲が落ちた時に少しだけ増やしてみましょう。
ほうれん草のごま和えを食べてくれるのですね。苦みのある野菜や酸っぱい味は「毒があるもの、腐っているもの」と本能で感じてしまいます。甘味、塩味の生きるための味とは違うのです。では、どうしたら、苦い食材、酸っぱいフルーツなどを食べてくれるでしょうか?それは、食べ慣れていくことです。「この苦みは毒ではない。このすっぱさは腐っているわけだはない」と脳が学習していかなければ美味しいと感じていかないのです。味覚は舌で感じると思われるかもしれませんが、ママの「美味しい!」といった顔と脳で感じた味を総合して味覚を形成していきます。学習ですので、今、食べれなくれも心配入いりません。一口食べて、ペッと出してしまっても構いません。お口に入れた勇気を褒めてあげましょう。そして、「この苦みが風邪さんをやっつけるんだよ」と声をかけましょう。卵焼きが好きであれば、少し刻んで入れてみるのもいいかもしれません。見つけたら、食べないかもしれませんが、あきらめないで時々、出してみてください。
絵本をうまく使う方法もあります。野菜を嫌いにならないように、まずは野菜と友達に?なりましょう。この頃は野菜を擬人化することで思いやりの気持ちも育むことができます。ぜひ、お試しください。ママにとってもお子さんにとっても食事の時間が楽しい時間になりますように。
朝食のポイント
〇 シンプルでもいいので主食、主菜、副菜を揃えましょう!
〇 バランスのいい朝食を食べる習慣をつけおくことで消化器官の時計遺伝子が正常に動いていきます。量にこだわらず、バランス、味覚を大切にしましょう。
〇 自分で食べれるように形態等を工夫して行きましょう。
〇 柔らかいものだけでなく、噛みごたえのあるものを1品は入れましょう。