離乳食で野菜を用意するのって、本当に手間がかかりますよね。野菜を一番おいしくいただく方法はやはり、鍋で煮ることかな。みそ汁を作るなら、その中にたくさん野菜を入れることも可能だけど、冬でもみそ汁を作らない家庭が多くなっているような気がする。仕事から帰ってきて、鍋で30分煮るなんて忙しいママ、パパにそんな時間はないよね。
次にお勧めするのが炊飯器でご飯を炊くときにその中に野菜を入れてしまうこと。野菜を大きめに入れて、炊くだけだから、意外と簡単。ご飯と一緒に出来ている感じ。でも、野菜によってはご飯に色がついたり、味が残ったりするので、気になる人にはお勧めできない。☟
最後に電子レンジ。今は電子レンジで美味しく出来るグッズも販売されているようだから、探してみてね。
では、本題。野菜ってどうして体に必要なんだろう? からだを大きくするためには野菜のどの栄養素が必要ななんだろうね。
まずは問題。からだが大きくなるってどういうことなんだろう?
からだが大きくなるということは・・・細胞が増えるということ!!
からだは細胞で出来ているからね。細胞が増える時に必要な栄養素はいろいろあるけど、野菜に関するものはビタミンA・ビタミンC・葉酸。
ビタミンA
細胞が増える時、入れ替わるときに必要な栄養素が不足すると粘膜が弱くなってしまう。粘膜は鼻・口、それから皮膚、目で見ることは出来ないけど、胃・腸にもあって、大切な働きをしている。
鼻・口では外敵からの侵入を防ぎ、風邪をひかないように守ってくれている
皮膚では乾燥して、肌が傷つかないように守ってくれている
胃・腸では食べ物の消化や吸収をは助け、下痢をしないように守ってくれている
ビタミンC
骨や歯、腱、血管の外側といった組織の材料を作るときに必要な栄養素。鉄の吸収にもかかわっていて、赤血球を作るのも手伝う。ビタミンCはからだのあちらこちらで使われている割には足りていないらしく、ママやパパにもしっかり摂ってほしい栄養素だ。
葉酸
葉酸も赤血球を作るのに必要な栄養素だ。漢字で書くとよくわかるけど、ほうれん草などの緑の葉物に多く含まれている。
食物繊維
離乳食が始まると便秘になりました という声をよく聞く。そんな時には是非、野菜を使ってほしい。野菜の食物繊維がないと便は作られないからね。
ベビーフードは上手に使おう!
ベビーフードを使うことに罪悪感があったり、赤ちゃんによっては食べない子もいるみたい。ベビーフードをベースに野菜やたんぱく質(肉・魚・豆腐など)をちょい足しすることをお勧めしたい。手間も省けてオリジナルになる。中期以降なら、材料だけでなく、調味料のちょい足しも出来る。是非、アレンジを楽しんでもらいたい!
米粉・野菜パウダーもおすすめ!
10倍がゆの代わりに米粉を使うことが出来ます。野菜のおかずに困ったら、野菜パウダーも利用してみてましょう。詳しくはこのサイトをご覧ください。☟
(管理栄養士 こざわさなえ)